岩手の工芸・民芸品 まゆ細工
まゆ細工は、盛岡の村田民芸工房の村田三樹二郎氏が創作した郷土玩具で、今ではなつかしい県産の「まゆ」を材料として昭和四十年から五十年代に生まれた 人形達です。
「まゆ」の持つあたたかさ、素朴さを生かした可愛い人形で、十二支、だるま、河童の起き上がりや、まゆびな、こいのぼり等があり、小さくて、あどけない 表情が好評で近年県外へ販路を広げています。
殊に「まゆ十二支」は人気があり、昭和六十三年全国観光土産品推奨審査会で、「日本観光協会会長賞」を受賞しています。 また同工房は張り子の「けっちゃ面」や「きつね面」、土鈴など数十種を創作。何れもユニークなものばかりです。